DXやロボットは敵ではなくチームの一員。
- rpa696
- 2023年6月13日
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外食大手すかいらーくグループで導入した配膳ロボットは順調に普及しているようです。引用記事によると、「すかいらーくグループは、'22年12月にこの猫型配膳ロボットを、全国のガスト、しゃぶ葉、バーミヤン、ジョナサン約2,100店舗に、3,000台を導入したと発表しました。」とのことです。同社は少しずつ特徴の異なるチェーンを展開していることから、様々な試行を通じて実績を積み重ねることにより成功に導くことが出来たことは想像に難くありませんが、「顧客満足度」と「従業員の働きやすさ」の概念が的確であったことです。更に引用記事によると、まさにロボットと従業員の協業体制が確立しているのです。
「例えばガストでは、基本的に料理を運び続ける担当者がいます。ピークタイムにはキッチンからたくさん料理が出てくるため、ほかのメンバーがフォローに入って配膳を行ないます。しかしロボットを導入すると、その作業をロボットが肩代わりするので、ヘルプがいらなくなります。それによって、ノンピーク時にはドリンクバーを今までよりきれいにしておく、トイレチェックも頻繁に行なうなどのサービスの向上につなげながら、ピーク時には今までより早く空いたテーブルを片付けることができ、次のお客様をスピーディーにお通しできるようになりました。従業員の負担という点でも、料理を運ぶ従業員の歩行数が約半分ぐらいに減りますので、従業員の負担軽減にもなっていると思います」(引用記事:すかいらーくグループ花元氏)
まさに、ロボットの仕事が人間の仕事と協業し、ロボットが店舗オペレーション
チームの一員として機能しています。この概念がロボット化DX化のポイントの一つである、と筆者は考えています。ロボットやAIは人間の仕事を奪うのではなく、競業してゆくのです。かつて人類は、牛や馬を家畜化し競業することにより文明を発展させてきました。その延長線上にいるのです。
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