IT人財のないものねだりより、ツール選定に工夫を

製造向けに調達関連サービスを手掛けるキャディが、11月に実施した「2024年度に向けた製造業のDXにおける投資予算や課題などの実態に関するアンケート調査」の結果を発表しました。引用記事によると、「回答者の90％は人材が不足していると回答し、購買・調達の従事者では全員が人材不足だとした。」とのことです。 デジタルトランスフォーメーション(DX)に必要な人財はIT人財の様ですが、これには少し誤解があると考えます。IT教育を受けることができる人財は理学部工学部情報学部卒業者が主であり、供給には限りがあります。しかも少子化で年々その数が減少します。その環境下でDXを推進するためには、非IT人財での推進が必要なのです。昨日ご紹介した牛乳販売店の企業は、父親から継承した時点で新社長は非IT人財であると認識されていたため、非IT人財でも使用可能なツールを導入した上で、DXを推進し成果を挙げているのです。 ないものねだりでDX推進が停滞することより、この様な現実的な対応が広がることを期待しています。

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