IT部門のみではDXは成就しない(再認識)

かつてはIT部門とその周辺組織でのみにより推進できたIT化は、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代では経営層を巻き込まなければ推進が困難です。引用記事によると、1990年代半ば「日本エアシステム（当時）が世界の大手航空会社に先駆けて実現した航空券のオンラインチケットレス販売だ。同社は後に日本航空（JAL）に吸収合併されたが、当時は日本で3位の航空会社だった。その国内大手の一角で、IT部門が勝手にECサイトを立ち上げて、それがチケットレス販売の先駆けとなったのだ。」とのことです。しかし、現在のDXの概念では、この例の様なIT部門独自での推進は許されません。DXは会社全体の業務プロセスの改善により、経費削減・利益向上が必須であるからです。また、「個人情報保護法が制定されたことなどもあり、コンプライアンスやガバナンス上の要請は当時より格段に厳しい。」(引用記事)という規制も存在します。 「IT部門丸投げ」ではDXは成就しないことを再認識しなければなりません。

https://rpa696.wixsite.com/ocns #rpa #rpaツール 記事・画像引用元： https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00148/101100304/