「マイクロマネジメント」はマネジメントに非ず
- rpa696
- 2022年11月18日
- 読了時間: 2分
「マイクロマネジメント」なる言葉があります。余りに立派過ぎる単語で戸惑うばかりなのですが、引用記事によると、「マイクロマネジメントとは、上司が部下の行動を逐一チェックし、細かく指示を出すマネジメントスタイルのことで、単に『細かく管理する』というよりは、上述の『過干渉のマネジメント』を指すことが多いです。」の様なのですが、もはや「マネジメント」の単語を使ってほしくないレベルです。さらに低レベルの、細かいことだけを気にして、なかなか部下の提案を了承しない・できないの、最早組織に取って害悪しかならない輩もいます。この様な自称マネジメントの罪悪についても引用記事は言及しているのですが、筆者が着目しているのは「この状態では部下の主体性が育まれないため、いつまで経っても自分で判断できるようにならず、上司の指示がなければ動けない『指示待ち人間』になってしまいます。上司自身が受け身の部下を作り上げてしまうのが、マイクロマネジメントの大きな弊害だと言えるでしょう。」「いつもアラ探しをされていたら、伸び伸びと仕事をすることができなくなってしまいます。また、事細かに干渉されることで、部下は『自分は信頼されていないんだな・・・』と感じるものです。その結果、仕事に対するモチベーションが失われていきます。」です。そして、離職者が後を絶たなくなり、組織が崩壊します。 これら自称マネージャーに共通しているのは、組織のビジョンを持っていないことなのです。これではDX推進以前のレベルです。先進諸国の差は広がるばかりです。 解決のためには、「上の上」のシニアマネージャーが再トレーニングや人財配転を含めた対策を打たなければならないことは言うまでもありませんが、自称マネージャー自身も世の中の状況を良く見極めて、自己啓発も必須です。我が国の再生も意外にもこんなところにあるのかもしれません。

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