「レガシーシステムの存在」と「ベンダーロックイン」
- rpa696
- 2024年3月29日
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デジタルトランスフォーメーション(DX)がなかなか進まない我が国の現状ですが、様々な原因が指摘されているものの遅々として進まないようです。
引用記事によると、「日本企業においてDXが進まない主な理由としては、以下の5つがあると考えられています。
1.経営層がITに弱い
2.DXを全社で推進する体制がない
3.DX人材の不足
4.レガシーシステムの存在
5.ベンダーロックイン(ベンダーへの依存)」とのことです。このうち、筆者が着目しているのは、「4.レガシーシステムの存在」及び「5.ベンダーロックイン(ベンダーへの依存)」です。1960年代から、国鉄みどりの窓口で指定券がオンラインで発行できるシステムを実現している我が国では、国鉄やJRの様に定期的にシステムをバージョンアップしない限りなかなか変革が進まないという側面が間違いなくあります。
特に「レガシーシステム」と「ベンダーロックイン」の組み合わせでは、レガシーシステムの保守運用にSIerのITゼネコン体制に多くの人材が割かれ、とても新しい分野に進出することなど不可能なのです。一方、りそなホールディングスの様に一旦破綻し、ゼロからの再出発を余儀なくされた金融機関や、みんなの銀行の様なまったくの新規銀行ではDXがスムーズに進んでいるのです。
DXのためには、全ての立ち番の方々の意識改革の方が、まず必要なのかもしれません。
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