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「課題」か「Challenge」か

  • rpa696
  • 2023年5月16日
  • 読了時間: 2分

DX推進に喘ぐ我が国の企業ですが、ちょっとした発想の転換が役立つことがあります。それは、「課題」「問題」と「Challenge」の関係です。引用記事によると、「日本語の『課題』は、英語では『challenge』と表現します。『challenge』は、日本語では『挑戦』という意味も含まれますが、何か聞こえがいいと思いませんか。」さらに、「これからは『課題』という言い方はやめて、『challenge』と言い換えていくべきでしょうね。『われわれのchallengeを考えよう』と表現した方が、改善する方向性を導き出せると思います。それを『課題』と言ってしまうと、マイナスをゼロにする方向性に捉えられてしまいます。つまり、マイナスからのスタートですね。一方、『challenge』なら、現状がゼロの状態でそこからプラス、つまり右肩上がりの方向になりますよね。」なのです。つまり、「課題」は出発点がネガティブで解決できたとしてもプラスマイナスゼロですが、「Challenge」は出発点がゼロ地点であり、プラス方向にしか進みません。コップに水が半分入っていても、半分「しか」入っていないなのか、半分「も」入っているのか考え方の差により取り組みマインドが異なる、ということに似ています。 さらに筆者が考えているのは、以下の観点です。「課題解決」としてしまうと、課題を分析して解決策を練り、実行計画を立ててようやく実行に移すという、計画重視の「ウォーターフォールモデル」で考えがちになります。しかし、「Challenge」とすると、「できることから」という実行重視の「アジャイル」や「インクリメンタル」の方が重要視されます。 IT産業では未だに「ウォーターフォールモデル」が幅を利かせているというショッキングな我が国の状況ですが、DXが進まない原因のひとつがこの辺りにあるのではないか、と考えます。



 
 
 

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