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みずほとLINEの失敗は我が国の象徴か?

  • rpa696
  • 2023年8月24日
  • 読了時間: 2分

2018年ごろから、みずほファイナンシャルグループとLINEが提携し、LINEアプリ上で完結できるオンライン銀行サービスの開発を行ってきましたが、2023年3月にプロジェクトの中止が発表され、失敗に終わりました。その原因は引用記事に記述されていますが、指摘されているのは、「経営環境の変化を皮切りにLINEとみずほ銀行は本来、<手段>であった「LINE Bank」を<目的>にしてしまった。本来の目的はLINEのもつユーザー層に向けた新しいビジネス市場の開拓であったと思われる。」更に検討期間が長すぎたため、「『LINE Bank』が開業できるのか、と、いうことへ思考がシフトしていくことは容易に想像がつく。それを防ぐにはリスク管理の責任者が、ベクトル修正を行うため、経営者へステアリングコミッティの開催を進言し、そのステアリングコミッティで『軌道修正』をうまくできれば開発メンバーの士気も保たれたのではないか」(引用記事)と、あります。手段と目的の混同は、プロジェクト失敗の典型的原因の一つで、非常に残念です。更に、「経営環境の変化の渦の中で、乗り換え案が出て、プロジェクト運営メンバーも大幅に変更となり、イエスマンだけで乗り換えが承認されてしまいリスクには目をつぶる結果となったのであろう。」とも指摘され、情けない状態となっています。 「みずほ」と云えば勘定系システムの統合に失敗し、幾度となくシステム停止を繰り返し、顧客の信頼度は低下しており、その体質は全く改善されていないことを証明する結果となりました。奇しくも我が国のDX状況を証明しているのです。



 
 
 

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