コンサルタント会社の倒産急増

外資大手を中心に就活生に人気のコンサルタント業界ですが、本年は倒産が急増しています。引用記事によると、「2023年1-10月の経営コンサルタント業の倒産は116件で、2022年同期（78件）の約1.5倍に急増し、過去最多を更新した。116件のうち、90件（構成比77.5％）が「販売不振」で、全体の約9割の104件（同89.6％）は負債1億円未満の小規模事業者だ。年間では、2023年の116件はすでに過去2番目の水準となり、このままのペースで推移すると、2009年の128件を抜いて、2023年は過去最多の記録を塗り替えそうだ。」とのことです。コンサルタントは玉石混交で、差は極端です。筆者も過去に所属していた某大企業でコンサルタントと取引がありましたが、パワーポイント等の飼料作成は上手なものの、肝心の中身は大したことはなく、それ以上は進行しませんでした。 そもそもコンサルタント業は、電話１本で開業することができ、実際の初期投資はほぼゼロです。それだけに客が付くコンサルタントと、そうではないコンサルタントの差は広がる一方です。客たるクライアント側でも、共倒れを防ぐための評価基準が必要であり、分かったような抽象的提案より、より具体的提案を行えるコンサルタントの見極めや、複数企業の相見積もり等、ノウハウが必要となってきます。分かったような抽象的提案なら、誰でもできるのです。

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