サイロ化の危険性
- rpa696
- 2023年1月13日
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企業での様々な「サイロ化」が指摘されています。サイロとは牧場等の飼料を貯蓄する円筒形のタワーを意味し、サイロ化は互いのコミュニケーションが保たれていない状態を指します。ITでは「事業部や部署といった単位で、個別に進めたITシステム導入の結果として、それぞれのシステムやデータが孤立する状況」(引用記事)を指します。引用記事によると、実際のITの現場では「各組織が、自分たちに与えられた目標の達成を最優先して、使えそうなサービス、ツールを思い思いに導入し、利用し始める。その際、システムアーキテクチャーや業務プロセスの設計において、全社的な視点が欠如してしまうケースがある。これによって、システムとデータ、業務プロセスの『部分最適化』が進行する。場合によっては、ツール導入に伴う既存の業務プロセスの十分な見直しや改善が行われず、表計算ソフトのファイルによるデータ管理や、“紙とハンコ”によるアナログ作業を残したまま、RPA(ソフトウェアロボットによる自動化)などで局所的な作業や処理を自動化して、現場が満足してしまうケースも出てくる。」なのです。 この現象はIT以外、例えば感染症への対応にも見られ、自称を含めた専門家がそれぞれの調査研究を進めるものの、単体のマネジメントが定まらず、いつまで経っても有効な対策が打てない状況にも繋がります。 この危険性は私たちがお勧めするRPAツールを使う上でも潜んでいます。あくまで、「単純反復作業は機械に任せて、人間はもっと楽しい仕事に集中しよう。」なのです。ロボットで生み出した時間は無駄にしてはならないのです。

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