ソフトウェアライフサイクル全てで経費削減可能なDX
- rpa696
- 2023年12月6日
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デジタルトランスフォーメーション(DX)推進への重要なモチベーションの一つとして、事業会社が従来外部IT企業へ丸投げしていたシステムをノーコード・ローコード開発ツール等のソフトウェアツールを導入して内製化を図り、ソフトウェアのライフサイクル全てに於ける経費削減を図る、というものがあります。少々古い記事ですが、日立建機の例があります。引用記事によると、同社では「約5年ごとのバージョンアップ、OSなどの刷新、維持運用費が高額に及んでいた。高額なライセンス料、サポート料を支払っても社内に技術的知見が残らない。オフショア開発など、仕様理解や品質管理に膨大な手間と時間を要していた。」の課題がありました。これは当然のことで、システムを外注すると、完成してもその後の保守費がかかり、人件費を削減しよとしてオフショア開発しようとしても、そのカウンターパートを日本側にも置かなければないません。この課題は気づくか気づかないかで大きな差がありますが、同社はこの課題に気づきOutSystemsという有効なツールを導入することになり、併せてオフショア開発も中止します。「オフショア開発が中心だったときは専任の窓口担当者が必要だったが、オフショア開発を止めたことで、担当窓口を務めてくれていたエンジニアを本来の業務に戻すことができた。また仕様の不備は基本設計レビューとテスト仕様書レビューで確認でき、プログラミングや単体テストはOutSystemsが自動的に行うので、ロジックバグもほとんど出ない。手戻りがなくなった結果、開発効率が20~30%向上した。BlueMemeから技術支援を継続的に受けることで、疑問点や技術的な課題をすぐに解決できる体制が構築されており、システム開発の方向性をコントロールしながら進められるのも大きな利点だ」(引用記事)なのです。この様に有効なソフトウェアツールを導入することができれば、開発期間のみならず、リリース後を含めたソフトウェアライフサイクル全てで経費削減できるのです。

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