チューリングマシン
- rpa696
- 2023年9月27日
- 読了時間: 2分
コンピュータの歴史を語る上で外すことが出来ない偉大な人物は、英国の天才数学者アラン・チューリングです。出発はナチスドイツの暗号解読です。引用記事によると、「第2次世界大戦中、イギリスの政府暗号学校『ブレッチリー・パーク』で、ナチスドイツの暗号『エニグマ』の解読に取り組んだ。膨大な可能性を総当たりで調べるマシン『ボンベ』を設計したが、ボンベはただ動き続けるだけで、いつまでも答えを出さない。上司に示された期限が迫るころ、チューリングが解読の重要なヒントを見つけ、ボンベがついに答えを出す。」なのです。チューリングの極めて優れている点の一つは、単なる暗号解読機ではなく、汎用機として開発したことです。その思想を全く理解しようとしない軍人から、開発の遅れ等を遠慮なく指摘され罵倒されます。しかし、汎用機を開発するという高邁な精神が現代のコンピュータに繋がります。その精神は、チューリングの1949年の言葉に残されています。 ”This is a only foretaste of what is to come and only the shadow of what is going to be” (これは今後やってくるものの前触れにすぎず、これからできあがるものの影にすぎない)この言葉は、チューリングを肖像に採用された新50ポンド紙幣に記されています。 私たちの社会は、チューリングの様な先哲によって導かれているのです。

Comentarios