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デジタル化を誤解した我が国電機産業

  • rpa696
  • 2023年3月1日
  • 読了時間: 1分

我が国の電機産業の凋落が指摘されて久しいですが、その原因が幾つか指摘されています。そのうちの一つにデジタル化の本質を見誤った、という点があります。デジタル化に伴い、各部品の共通化が進み、アナログ時代と比較し製品の優劣がつきにくいというものです。引用記事によると、「中国では、家電量販店に行くと、東芝やソニーなど日本メーカーの商品が棚の上段に並べてあって、中国製は下にあった。中国の人も本当は日本製が欲しいけど、ちょっと手が届かないという時代でしたが、僕からすると、高い日本製と安い中国製のテレビの画面を観ても、その差が分からないほどでしたけどね。」という例に象徴されています。我が国の家電では必要以上に機能や信頼性が高い一方、高価なので途上国では競争力を持たないのです。デジタル機器では、部品を組み立てただけの家電でも十分に競争力があるのです。その基となる部品は、日本製比率が高いというのは皮肉です。 既にパナソニック・ソニー・シャープは中国・台湾企業に事業譲渡したり、資本提携をしたりして、取返しのつかない事態に陥っているのです。



 
 
 

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