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ハイブリッド開発

  • rpa696
  • 2022年7月8日
  • 読了時間: 2分

最近、アジャイル開発とウォーターフォールの様な旧来の開発手法を組み合わせたハイブリッド開発が着目されているようです。今回は筆者の経験を基にハイブリッド開発を記述してみようと思います。筆者が開発エンジニアだった90年代、主流であったウォーターフォールモデルの限界を肌で感じていました。要求定義や機能設計のフェースでは全くプログラミングやデバッグ・テストが行われないため、設計の確からしさを検証することができないのです。ビクビクしながら設計を進め、何か月先のプログラミングやデバッグ・テストに進まなければならないのです。ウォーターフォールモデルに代わる開発手法を求め、「構造化手法によるソフトウェア開発 単行本 – 1994/年 Yourdon (著), 黒田 純一郎 渡部 研一」等の文献を調査し、自分なりの「ハイブリッド開発」に辿り着いたのです。 上流工程では、全体の状態遷移のみを作成し、プログラミング・テストを行います。実態の機能は空で、状態遷移をテストします。全体の状態遷移が完成したら、一つ一つ各機能を設計・プログラミングしてテストを行います。この機能に不具合があったとしても、追加した機能は限定的で問題の所在や改良も容易です。この様に少しずつ機能を増やして行くのです。機能全体が完成したら、最終テストを実施し、完了です。 この様な設計手法の副産物として、仕様追加変更が極めて容易になり、製品の販路が広がりました。 筆者が強調したいのは、新しい開発手法でもそのまま自社に導入することが難しいことが多いのが実情であり、所謂「いいとこどり」をトライすることが現実的なのではないか、ということです。その文脈上で、この「ハイブリッド開発」に着目しています。



 
 
 

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