ハイブリッド開発
- rpa696
- 2023年5月17日
- 読了時間: 2分
本欄では、従来のウォーターフォール開発モデルとアジャイルやインクリメンタル開発モデルの比較を行ってきました。日程遅延やコスト増に結び付きやすいウォーターフォールモデルからアジャイルやインクリメンタルに早急に移行すべき、というのが筆者の一貫した意見ですが、実際にはドラスティックな移行は容易ではないようです。経営危機に陥り、IT投資を含めて抜本的な経費節減の必要性が待ったなしであるなら兎も角、曲がりなりにも経営を続けている企業では開発モデルの転換は経営幹部の決断でもない限り、中間管理職起点やボトムアップでは困難ばかりがつきまといます。経営幹部は過去の資産を有効活用せよ、と二言目には組織に要求しがちなのです。まさしくこの点が未だに多くの金融業がウォーターフォールモデルを採用している主な原因の一つです。しかし、この様に保守的な思考では、みずほ銀行の様にシステムトラブルを再三再四発生させ、企業の社会的信用を失墜させ社会不安を増大させるという、大いなるツケを支払わざるを得ない最悪の状況に陥ってしまうのです。 このジレンマを解決する一つの方策がこれら二つのモデルを組み合わせた「ハイブリッド開発」です。引用記事によると、「ウォーターフォール型では要件定義・設計・プログラミング・テストなどの開発工程が順を追って進むため、動くようになったシステムを最後になってユーザーが確認することが原則です。しかしながら、ハイブリッド開発では早いタイミングでモノ作りを行いながらユーザーレビューを実施するため、ユーザーの真のニーズを早く取り込むことになります。結果として後工程での認識相違を大幅に削減できます。一方で、結合テストやシステムテスト以降の検証工程は従来通りウォーターフォール型で行うことにより、リリース品質を確保することが可能です。」なのです。 このモデルは、関係する中管理職発で開発モデルを無理なく転換してゆくことが可能です。できることから徐々に新技術の適用、という現実的な解決が広がってゆくことを期待していますし、必須ではないかと考えています。 https://rpa696.wixsite.com/ocns #RPA #rpaツール 記事・画像引用元: https://www.sbbit.jp/article/cont1/88907

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