リスキリングと国際競争力

「リスキリング」は最近の流行語になっていますが、実際となるとまだまだ途上の様です。引用記事によると、「『リスキリングという言葉の意味を認識しているか』という質問に対し、『知っている』と回答した人は31.5%という結果に。世代別で見ても、上の世代のほうがわずかに理解している割合が高いが、すべての世代において、『知っている』と回答した人は少数派であることがわかった。」とのことです。調査母体がビジネスパーソンではないため、実態とは少し異なっている可能性がありますが、リスキリングの認知度は低く、実践している人も少数派です。高度経済成長期は、会社や社会の方針に従って努力していれば、社外技術や理論を学習しなくても年功序列で定年まで社員でいられましたが、現在は変化が激しく、新興国の台頭もあり、国際・国内どちらでも競争が激しくなっています。従って、リスキリング等自己啓発を継続しなければ、社員個人でも企業間でも競争力を維持できないのです。この状況を改善しなければ、転落した先進国に復活できないかもしれない、という危機感を筆者は抱いています。

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