一足飛びにDX先進国になった国々への対抗する方法
- rpa696
- 2023年10月18日
- 読了時間: 2分
2023年現在では、我が国は中国等デジタルトランスフォーメーション(DX)より後れを取っておりますが、中国では従来IT化が進んでいなかったために急速に発達した、という背景があります。引用記事によると、「中国ではスマートフォン決済の急速な普及によりキャッシュレス社会が実現し、それがデジタルエコノミーの進展に大きく寄与しました。これほど急速にキャッシュレス社会が実現したのは、リープフロッグが起こったからだと考えられます。 リープフロッグとは、ある技術やサービスに関して未成熟な社会が、最新の技術を取り入れることで、発展過程の段階を飛び越え、一気に最先端に到達する現象をいいます。」とのことです。実際スマートフォン決済が浸透する以前でも、我が国では銀行引き落としやクレジットカード、Suica等ICカードが広く普及していました。また、紙幣の偽造防止技術が発達しており、治安の良さを含め現金決済でも差し支えなかったのです。 一方、中国では偽造紙幣が広がっていたため、ローソン等コンビニで最高額の100元紙幣を使おうとすると、必ず簡易的な器械で真贋判定を受けました。詐欺やコソ泥も多く、現金決済は危険だったのです。こうした社会背景から今世紀初頭スマートフォンのQRコード決済が実用化すると、あっという間に中国人の間に広がりました。 こうした背景からDXそのものが遅れている我が国では、既に様々なIT化を実現していたため、慌てて新しい技術を導入する必要性が低かったのです。但し、DXを進めなければ進歩は望めません。企業の経費率は下がらず、ビジネスチャンスの拡大も進みません。まさに我が国で必要なのは「発想の転換」で、単純反復作業をIT化してゆかなければならないのです。これが、何もないところから一足飛びにDX化を果たした中国その他のDX先進国に対抗する考え方であると思っています。

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