中国独自のコンビニDX

中国のコンビニでは我が国にはない、独自の進化が進んでいるようです。 ガソリンスタンドを展開する中国石化では、ガソリンスタンドの売店をコンビニ「易捷」への転換を始め、さらにサービスを進化させています。引用記事によると、「給油に必要な一鍵加油アプリで、給油中を示す画面に、易捷で販売しているおすすめ商品を表示し、購入までできるようにした。購入すると、易捷のスタッフがすぐに運んできてくれ、車のトランクに入れてくれる。車から降ろす策を考えるのではなく、車から降りることなくコンビニ商品を買える策を考え出したのだ。」とのことです。利用者の立場からすると、スマホアプリ上で、買い物手続きと決済を行い、ガソリンスタンドの所定の場所に車を止めて給油を指定すると、車から降りることなく、給油と買い物が完了するというものです。買った物は店員がトランクに入れてくれます。我が国ではガソリンスタンドにコンビニが併設されているケースは少数派であることに加え、ハイブリッド車の普及と燃費の向上によりガソリンスタンドの数が減少するため、この様な方式が普及することはないと思いますが、ガソリンスタンドにセブンイレブン等コンビニが併設されている米国では、条件が整備されれば、この様な方法が受入れられるかも知れません。 国や地方の事情や習慣に合わせた進化を行うことも、DXの特徴の一つであるかもしれません。

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