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保守的な考え方は禁物

  • rpa696
  • 2022年10月5日
  • 読了時間: 2分

先日NHK-BSで「ニッポンに蒸気機関車が走った日」の再放送がありました。お馴染み新橋ー桜木町間に初めて鉄道が開通する前後のドラマです。引用記事によると、「ニッポンに蒸気機関車が走った日(2018年)明治5年、日本に鉄道が開業した。天皇をはじめ政府要人が記念列車に乗車し、空前ともいえる規模で式典が開かれた。しかし、この日を迎えるまで鉄道建設をめぐって西郷隆盛と大隈重信の深刻な対立があり、工事が暗礁に乗り上げることもあった。鉄道開業の1日に焦点を当て、その裏側で日本の近代化がどのような葛藤と決断を経て進められたのかを見ていくドキュメンタリードラマ。」がその内容です。 筆者が着目したのは、鉄道により国力増強を目指す大隈重信・井上勝等と、鉄道より軍備増強を主張する西郷隆盛・大久保利通等の対立です。当時国際的に国家として認めさせるためには、軍事力より国家としての社会資本や法治国家等が重要視されており、鉄道を優先した我が国の選択は正しかったことを示しています。また、鉄道によって仕事を奪われかねない、旅籠・駕籠かき等の反発もありました。日本各地で鉄道敷設反対が数々起こりました。筆者の地元でも、「汽車の煙で魚が逃げる」として漁師町に駅を作ることを拒否した例や、「鉄道で観光客が日帰りしてしまう」として門前町に駅を作ることを拒否した例があります。その後どの様な結果を招いたか、云うまでもありません。 この様な時代の変革期には保守的な考え方は禁物です。「今までのやり方で何が悪いのか、変える必要はない」「新業務プロセスに移行する時間がない」という偏狭な考え方は非常に危険なのです。常に、「通常業務を改善するためにはどうしたらよいか」という問題意識こそ重要なのです。こうした観点ではDXの出発点はそれ程難しくないのです。



 
 
 

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