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優先順位の設定と理解が、優先順位第一位

  • rpa696
  • 2023年4月6日
  • 読了時間: 2分

先週のNHK-BS「エラー 失敗の法則」のテーマは、米ニューヨークのど真ん中で、全エンジンが停止するという絶望的な状況でハドソン川に旅客機を緊急着水させ、乗客乗員全員を生還させた「ハドソン川の奇跡」でした。そしてその奇跡の教訓は、1978年に些細な機器不具合を過大認識し、優先順位の高い燃料切れを失念し、燃料切れにより発生した1978年のユナイテッド航空の墜落事故に依るということです。当時はコックピット内の上下関係が現在より遙かに厳しく、機長の間違った判断を副操縦士や航空機関士が是正することができなかった、コミュニケーションの問題だ、というのです。しかし、筆者が着目したのは、優先順位の判断ができなかった人が機長を務めていた、という点です。危機に陥った際には、優先順位の低いものは捨て去り、高優先順位のものに正面から取り組むべきなのです。このユナイテッド航空の例でいえば、機長が優先順位を正しく判断できていれば、事故は起こり得なかったのです。これはセンスに依ることが大きいとは思いますが、自己啓発を含めた様々なトレーニングによってカバーできるものと考えます。些細な例ですが、筆者が数十年前に勤務していたファストフードでのマネージャートレーニングプログラムの例を思い出しました。そのテキストのオープニングマネジメントのポイントで、第一行目に「店舗を定刻にオープンさせること」とありました。最初は「こんなことは当然のこと」と考えましたが、オープニングを数多く務めると、従業員の遅刻、資材の不足や遅れ等、障害に直面することがありました。しかし、どの様な場面でも店舗を定刻にオープンしなければならないのです。優先順位を間違えると、これは不可能です。プロジェクトマネジメントを含めた様々なケースに於いても、優先順位の設定と理解が、まさに優先順位第一位なのです。



 
 
 

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