初期投資を抑えたシステム内製化
- rpa696
- 2023年11月21日
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経済産業省によって2018年に「DX推進ガイドライン」が策定されて以来、大手企業を中心にシステム内製化が進んでいます。しかし、ビジネス規模が大きい大手企業はIT人財を子会社に集中させて内製化に取り組んでいるようですが、中堅企業や中小企業ではそうはゆきません。引用記事はスポーツ用品小売のアルペンの例ですが、記事によると「定型分析用にクラウドBIツールを導入し、レガシーシステムからデータを取り込み、高速に分析できるようにした。最初は、リスク回避のために現行システムには手をつけず、手動でデータを移動させていたが、社内での評価が高まってきたタイミングでETL(Extract:抽出、Transform:変換、Load:ロード)ツールを導入した。これは、レガシーシステムから出力されるファイルを自動連携させ、クラウドBIに送るものだ。これにより、現行システムへの影響をゼロに抑えたまま、分析用データが自動的に集まってくる仕組みを実現した。クラウドBIは4カ月、ETLツールは2カ月という短期間で内製開発が完了した。『ツールさえしっかり選べば、情報システム部のわずかな体制でも、初期投資を最低限に抑えながら短期間で高機能な分析基盤を構築できた』」とのことです。 この様に、スクラッチ開発部分を最小限に抑え、低予算・短期間で内製開発を行うことがDXのあるべき姿の一つです。

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