国際空港システムについて思うこと。
- rpa696
- 2024年2月13日
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更新日:2024年2月14日
日立製作所は、空港の情報表示基盤「フライトインフォメーションシステム」の設計・構築・保守事業に本格参入し、成田国際空港で初採用された、と発表しました。引用記事によると、「このフライトインフォメーションシステムは、24時間空港運用を支える高い可用性を有し、旅客や航空会社および空港会社スタッフに配慮した視認性や操作性が高い画面デザインとなっている。また、海外主要空港でフライトインフォメーションシステムの納入実績があるITベンダーとのパートナリングにより、信頼性の高いシステムとなっている。加えてデータ分析や連携基盤への将来拡張性にも優れているという。」とのことです。国際空港では、日本国内のみならず、それぞれに技術レベルの海外の航空会社からのデータを取り扱わねばならず、この辺りがシステム上でも運用上でも工夫の余地があるものと推定されます。しかし、航空産業でのシステム完成度は、システムそのものの出来栄えも去ることながら、労働者の労働の質にも左右されます。特にバッゲージハンドリング等にその傾向があります。
実際筆者の体験として、米国航空会社への預入荷物が行方不明となったことが複数回ありました。直接の原因は本来とは異なる便に、筆者の預入荷物が積み込まれてしまったことです。当該航空会社は、「人は必ずミスを犯す」という前提で、直接ミスを犯した労働者の責任追及は強く行われないのかも知れませんが、探し出す労務費や、宅配の外注費等間違いなく経費が増加します。これでは、デジタルトランスフォーメーションによりせっかく経費節減に成功しても、ミソをつけることになりかねません。全体的にバランス良く進化させてゆくことが重要です。
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