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対立構造は、最悪であると気づくこと

  • rpa696
  • 2022年6月23日
  • 読了時間: 2分

本日も旧国鉄みどりの窓口プロジェクトをヒントに、プロジェクトマネジメントへの示唆について言及します。このプロジェクトは国鉄が発注側、日立が受注側でした。国鉄のプロジェクトリーダーだった尾関正則氏は、両者に発注側・受注側に大きな溝があることを感じ、当時の国鉄総裁に頼み込み全国から若手30人を集め、日立に送り込みます。しかし同一組織とはなったものの、未だ心理的な溝があったため、毎月「誕生会」を開き、互いの心理的溝を埋めることに努め、やがて国鉄は日立技術者に、国鉄ダイヤや運賃体系・社内設備等について解説し、一方日立技術者は国鉄に、プログラミング技術を教え込みます。まさにOneTeamになりプロジェクトを成功に導きます。プロジェクト推進のためには、対立構造を避け全員の方向を一つにしない限り、成功はままならないという好例なのです。 筆者もソフトウェア技術者時代、類似の経験があるます。メーカーでOEM製品を開発していましたが、当時のリーダーは、顧客にことごとく反抗し、仕様の追加変更を断り続けていました。しかし、交渉力はゼロであったため、最終的には全て呑まされます。反抗している間の期間が無駄であったばかりか、納期は変わるべくもなかったため、しわ寄せは担当者に押し付けられたのです。最悪です。プロジェクトに値しません。 その後、代替わりで筆者がリードする様になってからは、その対立構造を脱し、顧客側のリーダーとのコミュニケーションを密にし、顧客側の要求には応えてゆくことを前提に、仕様実現順序や日程での妥協点を引き出し、顧客の要求を実現しながら納期も守る構図を作りだしたのです。プロジェクトの敵は相手方では決してなく、プロジェクトそのものなのです。単純な話です。 しかし、何だもかんでも対立構造に持ち込む自称管理者が未だ各組織に存在し、目撃すると、悲しい気持ちになり哀れに思えます。彼・彼女はなぜこの様な単純なことに気づかない程、考えられないのかな、と思います。



 
 
 

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