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常に考え続けること

  • rpa696
  • 2022年12月8日
  • 読了時間: 2分

世界で初めて「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉を提唱した、インディアナ大学副学部長 エリック・ストルターマン氏が、「多くの企業がアナログ的価値観から抜け出せておらず、このままではDXが失望に終わる」と主張している記事がありました。引用記事によると、同氏は、DXを2004年に提唱した当時と比較し、「基本的な概念と定義に変化はありません。ありとあらゆる物事がデジタル化されると、すべてが根源的に変化するという考え方は、当時のままです。 しかし、多くの企業がDXを実践し、あらゆるチャレンジをしようとしているものの、すべてが正しく実行できているかと言えばそうとは限りません。」として企業DXの現実は、小手先に留まっていると指摘しています。さらにスウェーデンの木材企業の成功例を紹介しています。「もともと彼らの仕事は、切り倒した木を自分たちの工場や製材所に持ってきて、建築材料となる木材を切り出すことでした。しかし、2000年代初頭から、自分たちの本当の競争力とは何なのか疑問を感じた彼らは、数年かけて議論した結果、道具や機械、工場にいたるまで『モノを捨てる』決断をしたのです。」そして、「彼らが自分たちの本当のコアコンピタンスとは、『会社のソフトウェア資産である』ことに気付いたからです。というのも、道具や機械、工場はどれも競合他社も持っているもので、それ自体にあまり価値はありません。一方、『どうしたら効率的に木材を切り出せるか』など、長年の経験から培ったソフトウェア資産は、誰も簡単には真似できないコアバリューの一つです。これは競争力の源泉を、モノではなく、デジタルに置き換えた好事例と言っていいでしょう。」(引用記事)と説いています。 しかし、現実的にはこの様なパラダイムシフトは一朝一夕に成し遂げられるべくもなく、DX推進を行いながらの並行した推進活動が重要ではないか、と考えます。DXを進めながらも現状に満足することなく、企業のあらゆる部門が一体となった推進が肝要なのです。 出発点は私たちがお勧めするRPAツールを活用して、通常業務をできることからロボット化し、捻出した時間で新たな業務プロセス変革を進めてゆく、といった手法です。 DXにはゴールはありません。常に考え続けることが重要なのです。



 
 
 

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