強力なDX推進体制の構築
- rpa696
- 2023年7月11日
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デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業にとって、推進役の人選には苦労されていると思います。このトピックについて興味深い記事があります。引用記事はドリーム・アーツ社の調査結果についてのものですが、以下の様な記述があります。「DX推進に最も影響を与えている人材は『社外から採用された人材』(257ポイント)と『当初から社内にいる人材』(245ポイント)が拮抗しているが、自由記述を見ると前者は『新しい風を吹かせてくれた』『生え抜きにはない知識・経験・スキル』『社内にはない問題意識』『意識が高くプロフェッショナル』『前職でDX経験し、プロセスを熟知』との声が寄せられた。後者は『社内事情に精通している』『企業風土を理解している』『社内人材の教育が進行中』と肯定的な意見」(引用記事)とのことです。この調査結果は人財選定に大きな示唆を与えています。それは、DX推進役は外部のDX人財と内部人財の組合せが効果的ではないか、ということです。DXはデジタル技術によって業務プロセスを改善し、費用削減、利益拡大、ビジネスチャンス拡大が目的であるため、業務に精通している人財が重要ですが、当該人財がデジタル技術を独力で会得することは難しい可能性があります。それを補う人財がコミュニケーション能力を備えた外部DX人財です。外部人財ですから、業務に精通しているわけではありません。 この二種類の人財がコミュニケーションを密にし、互いの足りない点を補完する様な活動を推進すれば、強力なDX推進体制を構築することができると考えております。

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