我が国の深刻なデジタル赤字
- rpa696
- 2024年3月1日
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我が国のデジタル赤字が年々拡大していることが統計上でも明らかになっています。引用記事によると、「2023年のデジタルに関連する取引の収支は、日本が海外に支払った額が9兆2463億円に上り、海外から受け取った額を5兆5360億円上回る赤字だった。クラウドやネット広告、スマホアプリなどを通して海外のデジタルサービスに接する機会が増え、比較可能な14年以降の9年で、赤字幅は約2.6倍に拡大した。」とのことです。自動車や事務機器・電子部品等ものづくりでは黒字を押し上げているのに対し、GAFAに代表される巨大IT産業や外資系コンサルへの支払いが収支を押し下げ、デジタル収支では年額5兆円以上の赤字を計上しています。GAFAはソフトウェアのプラットフォーム企業であり常に使われるため、デジタルトランスフォーメーションが進めば進むほどデジタル赤字が拡大してゆくという皮肉な状態です。プラットフォームという根本を握られているため、この赤字状態は当分続きます。今やITとものづくりは不可分であるため、製品輸出額の内数としてデジタル費用を潜り込ませる等しかないのでしょうか?
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