我が国の総合力が試されている、物流2024年問題

物流業界は、「2024年問題」という深刻な問題を抱えています。引用記事によると、「2024年4月1日から『自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制』が適用され、トラックドライバーの時間外労働は年間960時間に制限される。狙いはもちろん、ドライバーの待遇改善なわけだが、これがいい話ばかりではない。トークセッションに参加したNX総合研究所の大島弘明氏によると、この規制が施行されると、世の需要に対して約14％もトラックの輸送能力が不足するというのだ。」ということです。ドライバーの待遇改善が主たる目的ですが、添付図に示す様に3/4のドライバーが給与が下がることに不安を感じているようです。労働力の需要供給関係から多少の給与上昇は期待できますが、DXによるプロセス改善や、配達へのラストワンマイルへ物流企業の垣根を超えた専業会社の設立、自動配送ロボットの導入等、様々な取り組みが必要になってくることは容易に想像できます。我が国の総合力が試されている気がしています。

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