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政府方針とDX

  • rpa696
  • 2023年5月2日
  • 読了時間: 2分

我が国独自のITゼネコン構造はどこに起因するのか、筆者は考えを巡らせていました。金融システムにあるのか、政府のシステムにあるのか、はたまたコンピュータメーカーが自身のコンピュータの販売をサポートするために、グループ会社を使って築き上げてきたのか、と考えあぐねてきましたが、決定的な証言を引用記事に見つけました。引用記事によると、「情報処理振興課のキャリア官僚と話していて愕然としたことがあります。『自分たちがやっていることは産業政策じゃありません、雇用対策です』ってはっきり言われまして(笑)。この人たちの雇用をどうやって守るのか、地方の雇用をどうやって守るのか、それで動いているんだって、明言されてびっくりしちゃいました。」さらに「競争力とかは関係ないわけです。ある意味、生かさず殺さずじゃないけれど、政府の公共投資という生命維持装置にぶら下がっているITベンダーたちが、ずぶずぶの関係を維持しながら、いつまでも生き長らえている。」なるほど、雇用対策なのですね。これでは、DX等夢のまた夢であることは理解できます。この政府方針は、密接した分野である政府や地方自治体のITシステム、かつて護送船団方式と呼ばれた金融業に染みついているのです。この様な環境で、実際に働いている人は楽しいのでしょうか?この様な政府方針は、天変地異の様なことが起きない限り困難です。やはり政府から遠いエリアの民間頼みなのでしょうか。






 
 
 

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