旧態依然とした組織では、DXが進まないのは当然。
- rpa696
- 2023年6月15日
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DXの推進のためには、組織自体が常に挑戦を続け、リスクを許容し失敗を許容する風土が必要です。引用記事によると、「不確実性の高いビジネス環境で、新しい取り組みにチャレンジするには、行動するリスクと行動しないリスクとを比較し、ポートフォリオで管理しなければなりません。ポートフォリオ管理とは、一つ一つの案件を個別に評価するのではなく、その集合でのバランスを考慮に入れて検討し、合理的な取捨選択や優先順位を導き出して、最適な意思決定を図るマネジメント手法のことです(図1)。」さらに、「デジタルの世界では、たくさん種をまくことも有効な選択肢となります。不確実要素の多いDX施策では失敗は珍しくありませんので、失敗を許容することも重要です。失敗を恐れて何も行動しないというのでは本末転倒です。また、失敗したらマイナスの人事評価が下されたり、次のチャレンジをさせてもらえなかったりといった風潮では誰もチャレンジしなくなってしまいます。失敗したら、その失敗から早く立ち直り、それを元に学習すれば良いのです。」なのです。しかし我が国の現状はどうでしょうか。SIerを始めとしたITゼネコンでは、旧態依然とした40年以上前のウォーターフォールモデルで、直接プロジェクトの成功に結びつくとは思えない管理方法が大多数なのです。失敗を許容しないあらさがし体制では、デジタル時代のリスクの考え方等、夢のまた夢です。しかも、この様な管理強化とシステムの信頼性は、全く別の問題であり、管理を強化したからといって信頼性が向上するとは限らないのです。むしろ組織内敵対関係を生み出す危険性すらあるのです。 DXの推進のためには、この様な組織風土の改善が必要なのです。

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