top of page

減点主義からの脱却

  • rpa696
  • 2024年1月19日
  • 読了時間: 2分

我が国は長い間、失敗を許さない社会と言われてきました。仕事で一度でも大きなミスをすると、雪辱することはできず、最悪の場合その後の会社生活は窓際族に追いやられます。その原因として巷間云われ続けてきたのは、減点主義の教育体制にある、という点です。コップに半分の水が入っていた場合、我が国では「半分しか入っていない」と表現しているのに対し、他国では「半分も入っている」というわけです。筆者が考えているもう一つの点は、我が国は加工貿易やものづくりで立国してきたため、一つの失敗が企業に多大なる損失を与えます。機械部品の型作成に失敗して再制作ともなると、数億円単位で損失が発生します。その損失を未然に防止するためには、度重なる確認・テストが必須となり、開発期間も伸びてゆきます。しかし、デジタルトランスフォーメーション(DX)では、失敗を恐れることなく着手することが必要であり、我が国のやり方ではミスマッチです。 引用記事によると、月着陸に失敗した、「ispaceの代表取締役CEOである袴田武史氏の対応は型破りで新鮮でした。同氏は、失敗を悔やむのではなく、貴重なデータを得たという成果を強調し、失敗を今後のミッションに向けた重要な一歩と位置づけました。失敗がタブー視される社会にあって、このような稀有な失敗観は変革の道標となるものです。」なのです。さらに「挫折から学び、イノベーションを支援する環境を育成し、個人や企業が失敗から立ち直る道を提供することで、日本は潜在能力を最大限に引き出し、世界のイノベーションの舞台で重要な力を持つ地位を確保することができます。」(引用記事)なのです。私たちは少しからでも変わらなければなりません。



 
 
 

Comments


記事: Blog2 Post

03-5533-8697

©2021 by オーシャンズ株式会社 RPA事業。Wix.com で作成されました。

bottom of page