目的が明確なDX推進
- rpa696
- 2022年9月13日
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人手不足の問題を抱える農業分野でのDXが広がりつつあります。引用記事によると、「ブドウやモモの生産量全国1位を誇る山梨県は、品質もこだわる『果樹王国やまなし』を目指している。量と高品質化の両立には、人手だけでなく細かい技術が不可欠だが、果樹農家の高齢化と、担い手不足は大きな課題だ。そこで人工知能(AI)や小型無人機(ドローン)などのハイテク技術を活用する“スマート農業”で、課題解決を図る動きが急ピッチで進んでいる。」とのことです。文字通りニーズから生まれたプロジェクトで、山梨大学と民間機械メーカー・AI開発企業の産学連携で、「匠の技術を取り込んだAI搭載農業用ロボットの開発。ブドウ棚の下を自走して、摘粒すべき粒や収穫に適した房をカメラで撮影しAIで判別、ベテラン生産者のノウハウを学習させたロボットアームで作業させる」ことを目標としています。また、ドローンによる農薬散布も実用化します。
このプロジェクトは技術ありきではないことが注目点で、人手不足という厳しい環境下で、高い品質のブドウを生産してシェアを高めるというビジネス目的をDXで実現しようとしています。技術ではなく、ビジネスでの目的を掲げた場合、成功の積み重ねに従って、応用分野が広がってゆくことを期待しています。
これが正常な形でのDX推進と考えています。
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