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英語だけでなく交渉力を

  • rpa696
  • 2023年4月21日
  • 読了時間: 2分

英語ができるだけでは、国際ビジネスは事実上困難です。引用記事によると、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を迎えるなか、社員にリスキリングを促す企業が増えている。特に英語やプログラミングなどの知識や専門能力、いわゆるハードスキルの学習に熱を入れる社員が目立つ。しかし、英語力があるだけで海外のビジネスパーソンとうまく交渉したり、協業したりできるだろうか。もう一つ大事なのは対話能力やリーダーシップなどのソフトスキルだ。」とのことです。この記事で筆者が思い出したは、語学より交渉力の重要性です。かつて筆者はOEM製品の開発エンジニアでした。OEM顧客との製品仕様交渉を担当していたのは、立場上当時の上長でした。しかし、自社側のリソース不足だけを理由に、追加仕様等は全て断る態度に出ました。即ちゼロ回答です。これでは交渉になりません。顧客側は組織内でエスカレーションを行い、シニアマネジメントが登場する騒ぎとなりました。結局顧客に押し切られ、要求仕様を全て実現する羽目になりました。しかも、似非交渉時間が余計にかかったため、無駄な日数を浪費したのです。結局誰も幸せにはならなかった、という最低最悪でした。 その数年後、筆者が交渉できる立場になった際に最初に考慮したことは、顧客との対立構造には陥らないことでした。顧客側の交渉担当者も組織に属しており、立場もあります。面子をつぶすことはご法度なのです。プロジェクトの目的は、良い製品を世の中に出すことであり、相手を打ち負かすことではないのです。その基本的考え方を認識すれば、「対立構造」には陥りません。協業体制を構築できるのです。相手の立場を良くヒアリングして、妥結できる範囲を見極めます。そして「条件闘争」に持ち込みます。交渉の範囲は、価格・期限等多岐にわたります。YesかNoの「なんとかの一つ覚え」ではないのです。 この様に交渉力を付けた上で英語を学べば、活躍できる範囲が広がるはずです。



 
 
 

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