茶坊主小坊主のみが生き残る組織では・・・
- rpa696
- 2023年5月18日
- 読了時間: 2分
DX推進のためには、技術からの視点のみならず、組織運営にも柔軟性が必要になってきます。従来の様に規約規約でがんじがらめに従業員の業務を縛りこみ、何か積極的改善策を具申するものなら、散々に攻撃され、「お前は言われたことだけをやっていれば良い」ではクリエイティブな考えやプロセス等生まれるべくもありません。最悪なのは「コーディング規約」の提示がなければコーディングができない、等と自ら管理されることを好む、等という信じがたい状況も散見されます。これではDXはもとより改善改革は望むべくもありません。引用記事によると、「会社全体としても組織運営の在り方を見直し、多様性を持った人材が活躍できるような柔軟な組織運営を実現していくことが求められます。特に、デジタルを前提としたビジネスにおいては、事業や業務の全てを、従来のように社内の固定的な組織だけで完結して遂行することは多くありません。他社との協業や業務提携、企業や業種の枠を超えたエコシステムの構築、アウトソーシング、合弁、吸収合併などによって、事業や業務を実現していく割合が増加します。これらを円滑に進めるには、制度の緩和や整備に加え、場所や組織を問わない協調的な業務が遂行できる職場環境やコラボレーションの仕組みが必要となります。」なのです。この概念は勿論組織幹部や中間管理職にも適用されなければなりません。従来の様にメンバーの箸の上げ下げに口出しする方法では、新しい考え方等生まれるはずもありません。大体その様な組織は、管理職の目が届かないところで、良からぬことが発生します。メンバーが主体的に働ける様な環境を整えた上で、業務ある程度の揺らぎは許容し、管理職は結果にのみ責任を取る、という態度が重要なのです。茶坊主小坊主が生き残る組織では、組織そのものが長続きしません。

Comments