身の丈にあった観光整備に注目
- rpa696
- 2023年11月16日
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交通が必ずしも便利ではない、山陰地方の小都市倉吉市がデジタルトランスフォーメーション(DX)を使い身の丈に合った観光整備を行っています。倉吉市は人口5万人年間観光客60万人ですが、古い町並みが広がり観光資源となったいます。そして、引用記事によると、「代表的な観光スポットである『赤瓦・白壁土蔵群エリア』では、休日でも観光客がごった返すことはなく、平日は静かな街並みの中でたまに観光客に出会う程度。こうした、『ほどほど』『ぼちぼち』な感じが、心地よいのだ。また、商売の目線で少々きつい表現をすれば、『観光地であることを主張し過ぎるような、(モノを売らんがための)いやらしさがない』ところが、気持ちいいとも言える。」とのことです。観光施設は東西約2.5km、南北500mほどのエリアに点在しており、車では近いが徒歩だとちょっと遠いという、いわば中途半端な状態です。従来ならばレンタサイクルの整備なのでしょうが、雨天時や高齢者の観光客には不向きです。そこで、添付写真の様なカートを整備し、20km/hの低速で走行させ、交通事故のリスク回避も考慮されています。 観光開発というと、どうしてもイケイケどんどんで、観光客増加にシフトしがちですが、この様な身の丈にあった整備も重要な解決方法の一つです。今後の展開に期待しています。

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