金融業界への期待。

ウォーターフォール型開発モデルが根強く残っている金融業界に於いて、いち早くアジャイル開発を導入したみんなの銀行では、プロセスを簡素化しコスト削減に寄与しています。引用記事によると、「みんなの銀行は2021年5月28日に事業を開始してから2周年を迎えた。『A2A』（Account to Account：銀行口座直接引き落とし型）と呼ばれる決済サービスを提供している。従来の決済方法と違い、例えば口座振替などで銀行口座から直接引き落としが可能となるため、収納代行企業などが間に入らず、安価な手数料体系を実現できるという。」という、プロセス改善による銀行も顧客も利益向上に結び付く、デジタルトランスフォーメーションの典型例を確立しています。また、当面の目標として、「エンドユーザーを多く持つ企業をパートナーとし、われわれと一緒に成長するのが指標の一つ。また、（多くのパートナー企業も）金融と自社の事業を組み合わせることで、エンドユーザーへの付加価値を高めることを常に考えている。今後（の業務提携）もパートナー企業とわれわれ、エンドユーザーによる『三方良し』の仕組みが見えてくる」(引用記事)としています。デジタルトランスフォーメーションに基づくこの様な取り組みが、デジタルトランスフォーメーションに遅れている大手行を始めとした、他金融業界に刺激を与えることを期待しています。

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